記事 / レビュー | the hong kong agent


記 事 / レ ビ ュ ー

攻殻機動隊から香港エクスプレスへ
文 Edith Chiu
ロベルト・イオリーニは、遡る1997年、音、会話、コマーシャル、広東語オペラをミキシングした、フィリップ・マー博士とのコラボレーション・サウンド作品“Hong Kong: City in Between”で香港との深い関わりをもった。この時、イオリーニはまだ香港に来たことはなかったが、この作品のサウンド・モンタージュ使用は、怪奇主義的な現実とフィクションをブレンドしたサウンドスケープを作り出し、疎外された雰囲気が、ゴーストのような街を要約していた。
高い知性と高尚な感情をもつフラヌアー(遊歩人)として、イオリーニは、2007年初旬に香港中国返還10周年記念の音とイメージ探査の為、香港を訪れた。彼は知人をつくり、香港という街を徹底的に理解する為、多数の香港人達をインタビューし、その結果、18の短編からなる作品「ザ・香港エージェント」を完成した。サウンドとビジュアル・モンタージュは多次元空間に広がり、香港の風習、政治、文化、歴史を説明し、悲しみの感情を含んだ生き生きとしたエネルギーを生み出している。また、人間性溢れる感動的な話も語っている。
このマルチ・プラットフォーム・プロジェクトは、訪問者らが、自分達の携帯電話、MP3,その他携
帯機器へ、「ザ・香港エージェント」の10マイクロ・ソデスをダウンロードできるブルートゥース・コ
ンポーネントを使用。HKACやその他の指定された場所で、これらの機器を使用し、マイクロ・ソデスを楽しむことで、個人は、どの公共空間も個人的なものにでき、全く新しい意味と経験によって、アート鑑賞を豊かにできる。

Hong Kong Economic Journal
P33 | 文化 | 觀自在 | By 劉建華  2008年9月1日
“HKAC30周年記念展において、「フラヌアー(遊歩人)」ロバート・イオリーニは、香港ローカルの生活と政治的環境を最高に映し出した作品、ザ・香港エージェントを製作。”中国語記事からの抜粋

Art Collector Magazine2008年6月24日イオリーニがあなたのそばの電話へやって来る
ロバート・イオリーニは、携帯電話ダウンロードによるビデオアートを提供したオーストラリア初の人となった。現在、シドニーのアートギャラリー「ギャラリー4A」では、展示中のイオリーニの作品「ザ・香港エージェント」から10のエピソードが、携帯電話やiPodへダウンロードでき、個人ユーザーを満足させてくれる。また、当ギャラリーのフロントウィンドーでは、7月26日まで、毎日日の出から日没までの間、イオリーニの全作品を放映中。
http://www.artcollector.net.au/